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1,000総トン級研究船
業界別:生産力・エネルギー
製品番号:Hno.1090
台湾国際造船股份有限公司(CSBC)
award 1

「新型海洋調査船1号」は、台湾国際造船(CSBC Corporation)が初めて建造した船です。四方を海に囲まれた台湾にとって、海洋資源の調査・探索は非常に重要です。本船の建造は、国内の研究機関や学会に貢献するだけでなく、海洋環境・生態研究の視野を広げ、国内水槽での模型実験や、将来の大型海洋調査船の設計・検証能力を確保することにもつながります。
船体が小さく、多くの探査機や研究機器を搭載するために、限られたスペースに効率よく配置し、統合する必要があります。ソナーシステムが今回の主要な設備です。ソナーシステムを正しく機能させるためには、流れ場の気泡がソナーシステムに干渉しないように、また乱流による誤った影響を受けないように、水中ソナー位置を線形の形状と合わせて設計する必要があります。機械的な騒音対策に加えて、DNV船級協会のガイドラインに基づき、水中騒音測定を行っています。

https://www.csbcnet.com.tw/

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台湾国際造船股份有限公司(CSBC) について

台湾国際造船(CSBC)は1973年創業の台湾最大規模の造船メーカーです。これまで軍用艦艇、コンテナ船、ばら積み貨物船、石油タンカー、公務船、特殊船舶等、700隻以上の船舶を建造してきました。基隆及び高雄にそれぞれ1つの造船所を持つとともに、100万トン級のドックを1つ備え、世界4大陸で製品を展開しています。 当社では絶えず設計のイノベーションを進め、近年は性能の優れた船種の開発を行っています。1998年から2020年にかけて、計26船種(計232隻)が英国王立造船学会(RINA)のSIGNIFICANT SHIPに掲載されるというすばらしい成果を残しています。 造船分野でのすばらしい成果に加え、当社は近年経営のアンテナをスマート船舶、省エネ型船舶や洋上風力発電等の「ブルーオーシャン市場」へと伸ばしており、「卓越した海洋事業グループの構築」というビジョンに向かい一歩一歩邁進しています。

http://www.csbcnet.com.tw/csbc/index.asp

台湾の造船史において、台船(CSBC)は数多くの著名な船舶を建造または修理してきました。中でももっともストーリー性に富むのが、コンテナ船、石油タンカー、甲板式重量物運搬船です。 1. コンテナ船:台船公司は1979年よりコンテナ船建造の受注を開始し、設計面のいっそうの改善に積極的に取り組み、台湾造船・輪機工程学会(Taiwan Society of Naval Architects and Marine Engineers)が発表する「台湾年度船舶賞」を複数回受賞しています。また英国王立造船学会(RINA)の世界名船録「SIGNIFICANT SHIPS」にも掲載され、映画『キャプテン・フィリップス』で登場するマースク・アラバマ号もまた台船が建造したものです。この映画の中でキャプテン・フィリップスは、「船の設計と動線はとてもすばらしい。緊急事態が発生しても落ち着いて対応できる」と述べています。ここに、台船の品質重視の姿勢がうかがえます。 2. 半潜水甲板式重量物運搬船(Semi-submersible Deck Cargo/Heavy Lift Carrier):台船が自社で設計・建造した57,000載貨重量トンの甲板式重量物運搬船(藍馬林[MV Blue Marlin]号)は、当時建造された半潜水式船舶中、もっとも大型のものでした。アメリカのイージス駆逐艦コールが、イエメンのアデン港で、爆弾を積み込んだ小型ボートによる自爆テロ攻撃を受けた事件で、同駆逐艦をアメリカへと輸送したのが藍馬林号であり、台船の実力が改めて証明されました。 3. 石油タンカー:台船が製造した柏瑪奮進号(BURMAH ENDEAVOR)は、台湾製としては史上最大的船舶です。総トン数は445,000トン、全長378.4メートルで、直立した場合には、高雄東帝士85ビルを40センチ上回る高さとなります。

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