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超限界油圧ブレーキ
業界別:生産力・エネルギー
製品番号:HROS
油順精密股份有限公司
award 3

油順精密(ASHUN FLUID POWER CO., LTD.)は、構造上の特殊な発明により、破裂の可能性を排除した「超限界油圧ブレーキ」を開発しました。従来方式の最大耐圧に比べ、2倍以上の耐圧を実現しており、従来方式で同じ高耐圧のシリンダを製作した場合に比べ、最大50%の軽量化が可能です。これまでの油圧環境における耐圧性や重量の制約をクリアすることができ、業務上の安全性を効果的に高めます!
「超限界油圧ブレーキ」は、超高耐圧設計を実現するとともに、従来方式で採用していた増粘タイプを廃止し、耐圧係数が高くなってもシリンダ本体を無理に厚くすることなく、設計上の大きなブレークスルーを実現しています。これにより、材料費を2倍以上節約することが可能です。また、技術的な面でも最適化されており、従来の工程の複雑さを軽減し、必要な人件費の節約に貢献し、コスト効率と革新性を兼ね備えた超高圧製品の提供において大きな飛躍をもたらします。
この特殊な構造設計は発明番号I717885で、油圧シリンダの緩衝装置は発明番号I666389とI697626でそれぞれ特許を取得しています。

http://www.ashun.com

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油順精密股份有限公司 について

1984年創業の油順精密(ASHUN)は、高い製品のカスタマイズ能力を備えており、各機械分野のトップを走る企業をお客様に抱えています。2002年以来、国外顧客の開拓を積極的に進め、欧米、日本等の工業先進国へと製品の輸出するに至っています。また日本の油圧機器大手KYBと受託製造で提携するとともに、油圧シリンダの生産技術と品質の安定性をいっそう高めてきました。さらには製品の品質と工場の生産能力のいっそうの向上を図り、オートメーション生産設備を導入しています。当社は今後もますます積極的に新製品の開発に取り組み、品質第一という前提のもと、お客様にもっとも迅速なサービスと、優れた品質の製品をお届けしていきます。同時に、お客様とともに努力し、ともに成長することで、オートメーション機械産業に、前進と進歩を続けるエネルギーを注いでいきます。

油順精密(ASHUN)は創業初期、船体解体後に保守を行った油圧部品・アクセサリを金物屋向けに小売していました。1990年代、台湾中部で機械産業クラスタが徐々に形成される中、当社も工場を台中市へと移しました。事業の発展に従い、金型を製作して油圧シリンダを量産し、台湾の油圧シリンダ市場でシェアNo.1を誇るサプライヤーとなっています。以前の経営陣は技術の向上を図らず、盲目的に西方の市場へと投資を継続したため、利益率が低下し、投資が行き詰まり、当社は倒産・工場閉鎖の機器に直面しました。2008年、王董事長は油圧分野の老舗ブランドが幕を下ろすことを忍びなく思い、従業員を呼び集め、組織再編により経営を刷新しました。新しい経営陣のもと、構造転換には研究開発・イノベーションと技術の高度化が必要であることを深く理解していた王董事長は、中国市場から撤退し、台湾に根を張り続け、台湾製を貫く判断を下しました。同時に、日本の大手メーカーKYBと技術交流を深め、製品価値のポジショニングを改め、積極的に北米市場を開拓し、自らを磨くことで危機を脱し、国際的な知名度を高めていきました。市場のグローバル化という挑戦を前に、2013年には油圧事業部を「製造サービス業」へと転換させ、領域を越えて製造とサービスを統合しました。これにより、より多様な付加価値サービスを提供し、顧客との関係を強化し、製造の価値を深化させることで、事業の成長と革新的サービスを促進し、企業およびお客様にさらに大きな価値を届けていきます。産業構造の転換や高度化を受け、2015年に長年使用してきたブランドロゴも更新し、世界29カ国で商標登録を行っています。油順はちょうど台湾の経済発展の縮図であり、厳しい市場の競争を前にしても、台湾企業ならではのたゆみない努力と、勇敢に立ち向かう経営態度を貫いています。2016年には新工場が完成しその真新しい姿が披露されました。油順精密が台湾を代表し、世界の油圧産業で一定の地位を築くことができるよう願っています。

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