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CircuWell 全紙製リサイクル容器ソリューション
業界別:良質な暮らし
製品番号:ESB / ESP / EFP / EGR
中華紙漿股份有限公司(Chung Hwa Pulp)
award 2

CircuWell 「森。命つなぐ:石油の代わりに森を、プラスチックの代わりにパルプを」
本当にプラスチックを使わないリサイクル可能な食品容器を作る - ペーパーストロー、本物の紙コップ、紙製クロージャー
周知のように、紙コップは防水・防油のためにPE樹脂をラミネートしているため、他の紙製品と一緒にリサイクルすることができず、再利用するためには集中処理しパルプと樹脂を分離する必要があります。BBCの報道によれば、イギリスのコーヒー用紙コップのリサイクル率は1%しかなく、台湾でも25%以下です。近年普及しているポリ乳酸については、理論的には生分解性があるものの、湿度50%、温度60℃、酸素が十分にある堆肥化環境でなければならず、しかも6カ月を要するとされています。国土が狭く人口密度の高い台湾では、このような環境は非経済的です。またポリ乳酸は50℃までしか耐熱性がないため、温かい飲み物には適しません。「そのため、堆肥化できる代替品ではなく、本当にリサイクルできる紙コップを開発することが基本的なアプローチとなります」。
2020年、中華紙漿(Chung Hwa Pulp Corporation)は全紙製リサイクル可能な食品容器ソリューション「CircuWell」を発売しました。使い捨て容器がもたらす膨大な廃棄物と環境破壊を、素材の段階から解決すべく、体系化された企業の手法で取り組みました。本製品は多層構造で、特許取得済みの水性分解性コーティングを施すことにより、防水性、耐油性、ヒートシール性を実現し、使用後はそのまま既存の紙のリサイクルシステムで再生することが可能です。プラスチック削減、炭素排出削減、廃棄物削減を一度に実現しました。

http://www.chp.com.tw

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中華紙漿股份有限公司(Chung Hwa Pulp) について

中華紙漿(Chung Hwa Pulp)は、バイオベースの繊維素材分野で世界をリードするサプライヤーで、特殊パルプ、機能紙、サステイナブルなリサイクル素材など幅広い製品の設計・製造を専門としています。1968年に花蓮県吉安で創業した後、2012年10月には永豊餘社の紙・板紙事業部と合併しました。森林・パルプ・紙の垂直統合を実現し、より生活に密着した形で紙素材の新たな応用を生み出すとともに、バイオベースのサステイナブルな素材開発にも積極的に取り組んでいます。私たちは、「垂直統合、グリーン・エコ、技術的付加価値」を特徴に製紙業界の新たな時代を切り開き、「材料の利用率の向上」、「伝統と技術の融合」、「製品の多様化と進化」、「生態系復元と教育・フィードバック」という4つの側面から、持続可能な発展というビジョンを実践してまいります。

http://www.chp.com.tw

中華紙漿(Chung Hwa Pulp Corporation) - 文明の担い手、木をより偉大に: ・過去 - 中華紙漿は、中央政府の第四期経済発展計画に基づき、「林業を改善し、台湾東部を繁栄させ、製紙産業を発展させる」ことを目標し、花蓮県吉安郷で設立されました。「国内の製紙業に原料供給し、製紙産業の発展を促進すると同時に、環境を保護する」という経営理念を掲げた当社は、森林資源が不足する台湾にありながら、優れた技術で低価格、高品質のパルプ繊維原料の供給を行い、国際競争力とサスティナブルな製紙産業チェーンの構築に取り組んできました。 ・現在 - 2012年10月に永豊餘造紙の紙・紙板事業と合併し、林業・パルプ・製紙事業を垂直統合した中華紙漿は、汎用原材料のサプライヤーから特殊紙原材料のサプライヤーへの転換を実現しました。 製品はラベル、テープ、医療、食品、建築、デザイン、オプトエレクトロニクスなど多岐にわたる業種に供給されております。「森林、パルプから日用紙まで、紙の新しい可能性を見つける」ことを使命とし、「垂直統合型、環境に優しい、高い技術的付加価値」の新時代の製紙業を作り上げることをビジョンに掲げています。 ・未来 - 20世紀以来、化石燃料の大量消費を前提としたライフスタイルが、地球温暖化を招いてしまいました。化石資源の使用を減らすための新素材の開発は、全世界が取り組むべき課題です。このことを念頭に、2020年には、従来のPE食品容器の代わりとなる紙容器「益利(Circuwell)」の実用化に成功しました。このようなリサイクル可能な繊維素材は、循環型経済を構築するという世界的な課題に対する最適なソリューションであると確信しています。「Everything that’s made with fossil-based materials today can be made from bio-based materials tomorrow」。 中華紙漿が目指す循環型経済は、森林、パルプ、製紙とバイオ原料産業をつなぎ、また炭素固定によって太陽光、空気、大地と人々の生活をつなぐサイクルを形成しています。私たちは、台湾の紙・パルプ産業が次の成長を遂げるためにきっかけを作っていきます。自然から得た資源をまた自然に返す、循環型経済を形成するという青写真に基づき、私たちは「廃棄物ゼロ」「炭素排出ゼロ」を実現してまいります。

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