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人が1日に触れる細菌の数がどのくらいか、考えたことがありますか?その答えは往々にして、みなさんの想像を大きく上回るものです。日常生活で利用する電車やバスなどの公共交通機関の手すりや座席には、細菌が付着しています。家庭内でも、パソコンや携帯電話、さらにはキーボードやスクリーンの上には、想像を絶する数の細菌が存在します。以前はアルコールタイプのウェットティッシュくらいしか対策となる選択肢がありませんでしたが、1枚また1枚と使ううちに、気が付くとかなりの量になってしまいます。また、ハンディタイプのアルコール除菌スプレーは、環境には比較的優しいものの、外観や利便性の面で必ずしもニーズにマッチしないことがあります。そこで承昊生技では、自社でのニーズと経験を出発点とし、自社ブランド「AQUECARE天浄」を立ち上げ、「コードレスハンディ除菌機」を打ち出しました。
家族の健康を願う思いがビジネスチャンスに
「AQUECARE天浄」は2016年に設立されました。創業者のミシェルは、化学療法と人工透析を受けていた祖母の介護の際、家族全員が細心の注意を払って環境を清潔に保ちこまめに消毒をしていた、と当時のことを振り返ります。同時に母として、子どもたちに襲いかかるインフルエンザやノロウイルス、エンテロウイルスとも戦っていました。母と孫娘という2つの役割を同時に果たしつつ、子どもや祖母の苦痛を代わりに引き受けることもできないため、ミシェルは心身ともに疲れを感じていました。「その頃から私は、市販の消毒・除菌製品に特に注意を払うようになりました。検査報告書にしっかりと目を通し、無害な天然成分はどれなのか、どのような手段・ツールが適切なのか、理解を深めました。そこからさらに株主とともに、コードレス除菌機の開発に取り掛かりました。家族を守りたいという思いが、起業に至った最大の原動力でした。」とミシェルは語ります。
ミシェルは、共同創業者であり、やはり3人の子どもを持ち家族の健康に気を配る母でもあるヴィヴィとともに、安全で効率性の高い消毒・除菌手段を家庭や子どもたちに届けていこうと決意しました。子どもたちに対しては、小さい頃から日々除菌にしっかり気を配り、自分自身で暮らしの空間を清潔に保つという意識を育んできました。こうすることで、感染症が流行のピークを迎えても、母親たちがパニックに陥ることなく、育児をしながら安心して家族の健康と安全を守ることができるようになります。
海外展開に乗り出し 世界の健康を守る
「AQUECARE天浄」は、一人ひとりの消費者と向き合うと同時に、バイクシェアのWeMoスクーター、アディダス、ミシュランの星付きレストラン、産後ケアセンター、JRなど、大手企業・施設とも積極的に提携を進めています。ハンディタイプのコードレス除菌機「AQUECARE T1 Plus」を使用することで、大規模商業施設でも空間の除菌を迅速に行い、ユーザーや消費者により確かな安心を届けることができます。
「AQUECARE天浄」は、台湾エクセレンス賞にも積極的に関わり、台湾エクセレンス賞の持つマーケティングリソースと、「誠実さを根本に、大胆不敵に勇気をもって進む」という企業理念を通じ、海外市場を開拓していきたいと願っています。衛生・除菌についての理念を目に見える形で一人ひとりに向けて発信し、すべての家庭と人々の健康を守っていきます。
除菌に死角なし あらゆる方面から健康を守る
2021年に台湾エクセレンス賞に輝いたコードレスハンディ除菌機「AQUECARE T1 Plus」は、世界でも他に類を見ない製品です。「扱いやすい」「スタイリッシュ」「高性能」という3つの特徴を兼ね備え、独自の特許技術により、海塩を原料に二酸化塩素の気体を水中で電気分解することで原液を作り出します。重量2kg未満のボディでありながら、独自のノズルと強力なモータにより噴霧面積を最大化するとともに、コードレスのハンディタイプという強みを活かし、様々な室内空間で効率良く除菌・清掃作業を行うことができます。住まいの隅々まで環境を清潔に保つと同時に、オフィスやレストラン、教室など、多くの人が出入りする環境においても、ウイルスの抑制や空間の消臭を手軽に実施できます。
コードレスハンディ除菌機は、一見シンプルな製品に見えます。しかしこれは、ミシェルやヴィヴィ、そしてチームのメンバーたちが、自身の子どもたちとの外出時に実際に活用している製品です。自身の子どもたちに自社製品と真っ先に触れさせることで、実際の消費者が利用する状況に寄り添った製品づくりを進め、製品の不備を洗い出し、改善につなげてきました。デュアルフローの独自の分流構造を研究開発し、緻密に計算された医療用モーターや世界大手ブランドのバッテリーの採用も含め、製品の外観デザインから細部に至るまでしっかりとこだわっています。同時に台湾メーカーと提携し、台湾が誇る技術と品質の価値を物語る製品ともなっています。
残業にノー 家庭生活に融け込む製品づくり
ミシェルはまた、社員に残業をさせない、という規則を定めています。「当社では、社員に残業をさせないというほぼ鉄則と言えるルールがあります。十分な休息をとることで従業員の仕事の効率が高まりますし、家族と過ごす時間をしっかり取ることができます」とミシェルは語ります。これがチームの高い結束力につながっています。
現在コロナ禍により、消費者および消費者向け市場において除菌関連製品に対する意識が改めて高まっています。そのため会社の運営上、大量の在庫の準備や十分な運転資金の確保に追われています。このようなたいへんな状況下でも、チームの一人ひとりが仕事量の増加に不満を抱くどころか、感染拡大地域へと一刻も早く製品を出荷したいと願い、一丸となってさらなる高みを目指しています。こうした理念が世界各地へと発信され、台湾の高品質な製品が感染防止の一翼を担い、家族全員の健康を守りたいという人々の思いに寄り添っていけるよう願うばかりです。
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